2017年06月24日

2017年3月期ANAホールディングス株主総会

2017年6月23日に東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われたANAホールディングスの株主総会に参加。通常の業績報告のほかにピーチアビエーションの連結化についての説明があり、さらにピーチアビエーションCEOの井上社長の登壇もあった。井上社長の話がなかなか面白かった。ピーチは4期連続増収増益で主要顧客が20才から30才の女性。既存顧客を奪うのではなく新規需要を開拓しているとのこと。自分の年齢となってはLCCを使うことはまずないが納得。
事前質問の回答という時間も設けられた。
・ANA欧州事業の落ち込みはテロの影響だけではなく商品のラインナップに問題があるのではないか?→添乗員同行ツアーの販売は店頭では行わずネット販売だけにした。これにより商品のラインナップが少なくなったように思われるが実際はネット販売で増やしている。競合他社との類似商品の差別化が課題。
・副操縦士の要請についてMPLというライセンスは安全なのか?→2人専用のプログラムだがもちろん1人でも十分運航できる能力がありそれは従来のプログラム通りである。
・女性の活用について→女性ならではの視点を活かすことが将来の発展にとって重要であると考えている。ホールディングスにはいないが事業会社のANAには女性役員が4人いる。また女性管理職比率は13%。
・総会を土日祝日又は平日の夜にできないか?→様々なタイプの株主がいるのでより多くの株主が参加できる日程を考えたい。
12時10分終了。

株主からの質問
・遅れているMRJの投入について→当初2013年デリバリーの予定であったが今回5回目の遅延の通達が三菱重工からあった。2020年半ばにデリバリーを予定しているが遅れについては他の機体の発注をしているので事業に影響はない。
・シニアが利用できる企画が欲しい→割引運賃としてシニア割があり今年から事前予約だけではなく当日予約もできるようにした。旅割運賃もかなり突っ込んだ料金にしている。
・株主優待の使い勝手が悪くなっている。また国際線の優待はないのか→2016年6月より高需要期に一部制限をかけているが収入確保のために仕方がない。苦渋の選択である。また国際線の株主優待は考えていない。
・(勘違い質問)自社株買いで自己資本比率を高くするのはおかしい→我々は安定的な配当を第一にしている。自社株買いについては何も決まっていない。
ここではい!はい!はい!と絶叫して挙手をする老人が現れるが議長は指名せず。
・動議!配当性向が20%とはひどすぎる。40%にしてほしい(動議の意味をよく分かっていなかったらしい)→(動議ではなく意見としてでよろしいですね、と確認して)今期の6円配当で配当性向21.3%、経営の波はあったが毎年増配している。今後の成長投資や将来のリスクへの備えも必要なので理解してほしい。
はい!はい!はい!の老人が指名されたが話がまとまらず打ち切られる。酔っぱらっていた模様。
・パイロットの養成と確保について→パイロットの確保は成長のための重要な要素。養成学校からの確保や外国人パイロットの確保など幅広く対応している。
・地方路線の休廃止について→リーズナブルな機体を利用して地方路線を維持したいが人口減で大きな決断が必要な時が来るかもしれない。官民挙げてまたは系列を超えて対応していければと思う。
・(クレーム)飛行機に乗った時にCAとのやり取りで他社と同等のサービスをしていると言われた。他社と同等という認識では困る。→ANAらしさ、ダントツのサービスを提供しているという認識である。
・北陸新幹線や北海道新幹線の影響について→富山便や小松便は減便で対応。北海道の方は影響はない。
・手荷物の扱いについてターンテーブル受け取りは時間がかかるし機内持ち込みも大きい荷物があると遅延の要因になる。工夫できないのか?→確かに設備の問題はある。また荷物の大型化で対応に時間がかかっている。短くできるように改善していく。
ラベル:株主総会
posted by kmr at 05:26| Comment(0) | 経済、投資、投機 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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